【初心者向け】NFTとは何か?:基本をわかりやすく解説

2021年10月5日

こんにちは。めたろんです。

 

同僚
NFTについて興味はあるけれど何がすごいのかどうもよく分からない。今更人に聞くのもちょっとはずかしい・・

 

こんな方に向けて、この記事では「そもそもNFTって何?」というところから初心者の方に向け、分かりやすくまとめました。

この記事でわかること

  • 「NFTの基本情報」と「NFTが革新的である理由」
  • 「NFT」の弱点など

 

 

【初心者向け】NFTとは何か?:基本をわかりやすく解説

NFTとは一体なんなのか?

NFTとはNon Fungible Token(非代替性トークン)の略称です。

  • 「非代替性」とは:代わりが効かないということ。
  • 「トークン」とは:証拠・引換券などの意味があり、ここでは証あるいは印になるデータのこと。

つまりNFTは「鑑定書や所有証明書がついた、複製不可のデジタルデータ」ということになります。

NFTは暗号資産(仮想通貨)と同じく、ブロックチェーン上で発行および取引されます。

ブロックチェーンとは

  • 参加者の中に不正を働く者や正常に動作しない者がいたとしても正しい取引ができる仕組み
  • 改ざんが非常に困難で、停止しない、多数の参加者に同一のデータを分散保持させる仕組み

引用サイト:【保存版】超わかりやすいブロックチェーンの基礎知識

 

とまくん
デジタルであるにも関わらず、それが唯一無二であると保証されたデータがNFTなんだね!

 

NFTのここがすごい

NFTの革新的な点の一部として以下があげられます。

デジタル作品を1点ものとして取引・売買することができる

これまでデジタルデータはコピーや改ざんが容易であったため、それに「ただ一つのものである」という価値をつけることが難しいとされていました。

しかしブロックチェーン技術によって「所有証明」が可能になり、例えばデジタルデータを、絵画や骨董などの美術品と同じように価値をつけて取引することが出来るようになりました。

作品が転売された時に1次制作者がマージンを受け取ることができる(=プログラマビリティ)

NFT作品には、さまざまな付加機能をそのデータ自体に付与することが可能です。

たとえば「転売時に購入代金の一部を支払う」というプログラムを仕込むことにより、1次制作者が継続的にマージンを受け取ることができます。

NFTであるデジタルデータには、マージン支払いのルール等を自動処理プログラムとして組み込むことが可能です

 

めたろん
プログラマビリティは「プログラム可能」という意味です
同僚
人の思惑等を介入させず、決められた対価が自動的に支払われる。作品の作り手にとってはとても魅力的な販売プラットフォームですね。

 

これまでにどんな取引が実現したか

NFT作品をめぐっては、これまでに例えば下記のような取引が実現しています。

  • Twitter創業者のジャック・ドーシー氏の出品した同氏の初ツイートが約3億円で落札。
  • テスラのイーロン・マスク氏が出品した音楽作品への入札額が1億円を超える。
  • 日本人ではVRアーティストのせきぐちあいみ氏が出品した作品が約1,300万円で落札。

ここに紹介したものは売り手のネームバリューや黎明期ならではのプレミアがついているとも考えられますが、なんとも夢がありますね。

これほどの高額でなくても「OpenSea」などのNFTマーケットプレイスではすでにデジタル作品の売買が盛んに行われています。

参考サイト:NFTとは何かを基礎から徹底解説、なぜデジタルデータに数億円の価値が付くのか?

 

NFTビジネスはどんなジャンルに向いている?

アートやゲームはもちろん、権利関係をを扱う会員権や不動産といったジャンルでの利用も期待されています。

 

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NFTを販売する方法は?

NFTを販売する大まかな流れは以下の通りです。

  1. ウォレット [財布] アプリ(「メタマスク」が推奨されることが多い)に仮想通貨を入金する
  2. NFTマーケットプレイス(「OpenSea」等のサイト)とウォレットを連携する
  3. 出品作品をNFTとして適した規格に変換する(※通常の画像ファイルをNTF化することを業界用語で「mint」という)
  4. 販売条件などを入力し、NFTマーケットプレイスにアップロードする

 

詳しい手順ついてはこの書籍がわかりやすかったので紹介します↓

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めたろん
NFTの取引については現状、仮想通貨(主にイーサリアム)が使われているという点は注意が必要ですね

 

NFTの弱点は?

NFTの弱点の一部として下記があげられます。

今後著作権の問題が浮上する可能性がある

NFTを保有するということは、その著作権を保有するということにはならないようです。

デジタル作品の保有権を購入することは可能になったが、著作権までは購入できないということですね。

処理の遅延や手数料の高騰が発生している(=スケーラビリティ問題)

NFTの主なプラットフォームであるイーサリアムベースでは、ユーザーの急激な増加により処理遅延や手数料の高騰が起こっているようです。

マーケットの拡大に対応しきれていない側面を持つことからスケーラビリティ(=拡張性)問題と言われています。

参考サイト:仮想通貨NFTとは?人気の秘密や仕組み、やり方・始め方を解説

 

まとめ

  • NFTとは「鑑定書や所有証明書がついた、複製不可のデジタルデータ」のこと。
  • ブロックチェーン技術によって、これまで困難だったデジタル作品における有限性・希少性の保証が可能になった。
  • デジタル作品の他にも、権利関係を有するビジネス(会員券や不動産等)での利用が期待されている。
  • 問題点として、著作権が守られていないケースがあったり、マーケットの急激な拡大に処理が追いついていない側面がある

 

いかがでしょうか。

NFTマーケットについては2021年現在は黎明期といわれています。

 

(2022.5 追記:一頃に比べるとNFTの盛り上がりは一段落した感がありますが、その革新性を鑑みればこれも通過点に過ぎないでしょう・・)

新しい技術により、これまでになかった価値が生まれているという状況はとてもエキサイティングですね。

 

特にアートの分野では今後、新しい思想による作品が求められ生まれていく兆しがあり目が離せません。

 

引き続きウォッチングしていきたいと思います。

読んでいただきありがとうございました(^^)/

 

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