こんにちは。
こんな方に向け、この記事では、筆者が2017年に東京都の求職者支援制度を利用し、給付型の職業訓練(訓練科目:IoT組み込みエンジニア科)を6ヶ月間受講したことについてまとめています。
数年前のことになりますが、東京都の職業訓練の雰囲気や、就職状況など参考にしていただけると思います。
この記事でわかること
- 東京都の給付型職業訓練を実際に6ヶ月受講してみた感想
- 職業訓練を受講してみて分かった、就職するために気をつけたいこと
まず、「給付型の職業訓練」について。
給付型の職業訓練とは
雇用保険を受給できない求職者(受給を終了した場合を含む)が、ハローワークの支援指示により職業訓練を受講する場合、職業訓練期間中の生活を支援するための給付を受けることができる制度。
引用元サイト:厚生労働省
お金をもらいながら、就職するための訓練を受けられる便利な制度です。手続きは少し大変ですが、ハローワークの窓口で聞けば申請方法について詳しく教えてくれます。
それでは詳しく見てみましょう!
Contents
【東京の職業訓練】感想、就職するための受講のコツなど
東京の職業訓練(6ヶ月)の率直な感想
6ヶ月間受講してみて感じたことは以下の通り。
- 受講してよかった!
- 訓練内容に沿った就職はできなかったので、その点は残念だった
順に説明します。
受講してよかった!
訓練そのものの感想を言えば、とても有意義で受講して良かったと思います。
クラスは20名ほどでしたが、年齢やバックグラウンドも様々な人が集まっていて刺激がありました。
また、必要なシステム環境や電子部品などすべて貸してもらえるので至れり尽くせりと感じました。
訓練内容に沿った就職はできなかったので、その点は残念だった
これは人それぞれという部分も大きいとは思いますが、私の場合、受講した内容に沿った就職は叶いませんでした。
欠席遅刻なしで訓練を修了すれば、就職面接において意欲があるというアピールにはなりますが、企業が重視するのはやはり実務経験なのだなという印象を私は持ちました。
ハローワーク的には、就職さえすれば受講科目に沿った職種でなくても問題はないようです。
受講の方法について
職業訓練応募の際は書類選考が行われ、職務経歴や自己PR文を提出します。
定員割れの講座もある一方、Web関連など人気の講座は倍率6倍以上になるものもあるようです。
希望の訓練を必ず受講できるわけではないので、注意しましょう。
遅刻はNG
給付認定にかかわるため遅刻や欠席には非常に厳しく、1分の遅刻もNGです。
訓練受講中は就職しているのと変わらないような規則正しい生活となります。
修了制作
筆者の受講した「IoT組み込みエンジニア科」では、原則授業は基本テキストに沿った座学でしたが、訓練最後のまとめとして修了制作と発表がありました。
少し緊張しますが、他の人の発表も面白いものがあったりで楽しかったです。この辺は学生時代の雰囲気を味わえます。
多少の出費はある
必要なシステム環境は用意されており、学習に必要な電子部品なども貸してもらえますが、テキストについては5冊ほど自己負担で購入しました。
筆者の場合は1万5千円程でした。
クラスはどんな雰囲気?
元社会人の方が多いので、学校というよりは「個人」の集まりという雰囲気。黙々と授業を聞く人が多数派の中、積極的に質問したり周りの人に話しかけたりという人もちらほら、という感じです。
筆者が受講した訓練では電子機器を使った実習も含まれましたが、自発的に学ぼうという気持ちがないと、淡々と終わってしまうかもしれません。
席は原則固定ですが半年で2回ほどの席替えがありました。友達が作れるか? という視点から言うと、当たり前ですが自分次第です。
筆者は隣の席になった人とは結構話をして、連絡先を交換したりしました。
まとめ
・給付型の職業訓練は補助金を受けながら密度の濃い訓練を受けられるので、利用する価値は大!
・訓練科目を選ぶ際は「本当に学びたい」と「これで就職をする」のバランスを見極める必要がある
いかがですか?
職業訓練の内容については地域や科目によっても様々ですので、受講の際には該当のサイトや資料でよく確認してくださいね。
読んでいただきありがとうございました(^^)/