【Procreate】1時間で静物画チャレンジ【iPad】

2022年4月8日

こんにちは。めたろんです。

 

同僚
iPadアプリのProcreateに少し慣れてきたから、いい感じの静物画を描いてみたい。でも伝統的な絵をデジタルで描くのって難しそう。実際に描いていく過程を見てみたい!

 

こんな方に向け、この記事では私が「Procreateで静物画像の模写(約1時間)してみた過程」とともに、実際に描いてみて感じたコツや、ツールのおすすめの使い方などを伝えます。

 

ちなみに、大体の手順はこんな感じ。

 

Procreateで静物画を描く手順(一例)

  1. 線で描き、メモをとる
  2. ベースの色を塗る
  3. 全体的に暗くする
  4. 鉛筆ブラシでかたちをとる
  5. 固有色を塗る
  6. 質感や細部を描く
  7. 全体のバランスを見て仕上げる

 

下で詳しく説明します。それでは見てみましょう!

 

Procreate1時間で静物画チャレンジ【iPad】

 

今回のお手本画像

ひとめみてわぁ綺麗と思いました。こっくりした蜂蜜の色と、ミカンのオレンジ色が呼応している感じを出したいですね。

 

まず線で描く

大まかなかたちと影を描き、感じたことをメモとして書きこんでみます。

こういうところを特に描きたい、というのを文字で描くと目指す絵がイメージしやすいですよ。

使用ブラシ:6B(鉛筆)

 

ベースの色を流し込み、いろんな色をのせてみる

お手本画像は暗い背景に浮き上がるような静物なので、暗めの色で背景を塗りつぶします。

見える色にこだわらず、それぞれの静物に色をのせていきます。

この段階ではごく大まかなタッチでいいのですが、瓶が立っている感じやミカンの丸い感じなど、それぞれのフォルムをなぞるように塗ると次の段階が見えやすくなります。

使用ブラシ:アクリル

 

一度全体に暗い色を流し込む

ある程度色をつけたら全体をなじませるために、新しい上層レイヤーを作成し、全体に薄く暗い色を流し込みます(ここでは不透明度10%位のブラウン色)。

 

鉛筆ブラシでかたちをとる

全体的にワントーン暗くなったところに、鉛筆の線ですこし繊細にかたちをとってみます。

かたちと一緒に影や立体感も線でつけていくとGOOD!

使用ブラシ:6B(鉛筆)

 

それぞれの固有色を塗り絵のように塗る

色やかたちをひととおり観察したら、もういちど新規で上層レイヤーを作成し、蜂蜜のブラウン、ミカンのオレンジ、お花の白、など目にみえる色を塗り絵のように塗ります。選択ツールで範囲を設定してから色を流し込むとこまかい形をぬりつぶせます。

色が塗れたら、違和感がなくなるまでレイヤーの不透明度を下げましょう。

 

質感やかたちを描き込んでいく

この段階では、数枚に分かれたレイヤーを一度統合(フラット化)し、カラーピッカーやぼかしツールを多用すると、油絵のような質感が出しやすくなります。

カラーピッカーは画面の一部分の色をブラシの色として設定できるので、例えば白い花びらの輪郭を描いて、背景の暗い色で輪郭を修正し、また白い色でキワを描く、といったことがスムーズにできるので便利です。

お手本画像をよく観察して、はちみつのとろりとした透明度やミカンのふさの白い繊維など、ディテール少しずつ描き足していきます。

 

使うブラシは2、3種類でも充分かもしれない

静物画のような伝統的な技法の絵画では、どんどん手を動かして描く、という描き方になるので、ブラシは一度決めたらそのあとは新しく選んだりしない方が集中して描けるようです。

今回はほぼ、アクリル、6B(鉛筆)の2種類だけで描きました。

ぼかしツールを組み合わせれば、限られた種類のブラシでも多様な表現ができます。

 

全体と細部をチェックしながら、仕上げに向かう。

今回はここでタイムアップ。質感が出て楽しくなってきたところまで進められました。

 

まとめ

Procreateで静物画を描く手順(一例)

  1. 線で描き、メモをとる
  2. ベースの色を塗る
  3. 全体的に暗くする
  4. 鉛筆ブラシでかたちをとる
  5. 固有色を塗る
  6. 質感や細部を描く
  7. 全体のバランスを見て仕上げる

 

いかがですか。

デジタルで気軽に、でも本格的に絵を描けたら楽しいですよね!

またいろいろな描き方を試してお伝えしたいと思います。

読んでいただきありがとうございました(^^)/

-イラスト