【抽象画】モンドリアンについて

2021年9月13日

こんにちは。最近、抽象画にワクワクしているめたろんです。

 

数いる抽象ジャンルの画家の中でも有名なモンドリアン。

 

ポイントを押さえてその人生と作品をとらえられるよう整理しましたので、ぜひ読んでおたのしみください!

 

10分でわかる!抽象画の巨匠モンドリアン

画家についての概要

ここがポイント!

  • モンドリアンは、抽象画の創始者の1人であるとともに、抽象画の巨匠である
  • 「風景画」「キュビズムの影響」「哲学・オカルト趣味」などを経て独自の絵画を作った
  • オランダに生まれ、パリ、ロンドン、ニューヨークで活動した
  • 代表作は、ファッションやグッズにも影響を与えている

 

ピート・モンドリアン(Piet=Mondrian, 1872-1944)は、本格的な抽象絵画を描いた最初の画家の1人とされています。

 

赤、青、黄の三原色のみをつかった、非常に洗練された印象の作品が有名です。

 

画業の初めには樹木などの風景画を描いていましたが、オカルトや哲学の趣味、後にはキュビズムの影響を受け、独自のスタイルの抽象画へと移行しました。

 

自らの絵画に厳格なルールを設け、抽象画というジャンルにおいてもミニマムな作品を制作し続けましたが、晩年の代表作「ブロードウェイ・ブギ・ウギ」は見るものにあかるい活力を感じさせる忘れがたい作品となっています。

 

参考サイト:WikipediaArtpedia

 

主な作品

  • コンポジション2 赤、青、黄/1930

  • ブロードウェイ・ブギウギ/1942-1943

 

画家の略歴および作品の変遷について

モンドリアンの略歴と、作品の流れについてポイント的に紹介します。

 

生まれてからパリに移るまで

  • 1872年、オランダに生まれる
  • 1892年、アムステルダム美術大学に入学し、のちに教師となる
  • オカルトや哲学の影響をうけ、1905年から1908年にかけて抽象的な作品を描きはじめる
  • 赤い木/1908

    36歳の頃の作品。木という具象物を描いてはいますが、この頃から色と形を制御しようという試みがみてとれます。枝が密集してみなぎり、強い意思と集中力を感じさせます。

 

パリでキュビズムに出会う

  • 1911年、パリへ移り、ピカソやブラックによるキュビズムの影響を受ける

 

  • Still Life with Ginger Pot/1911、1912

同じモチーフで描き方を変えて複数制作した作品です。画面をより均一で純粋なところへ移行させようとする試みでしょうか。

 

独自の絵画の追求

  • キュビスムの研究を経て、独自の絵画を描き始める
  • オランダの芸術コミュニティで出会った同胞と共に、オランダ前衛運動「デ・ステイル(新しい造形)」を創設する
  • 自身の芸術理論を「新造形主義」と名付ける

新造形主義とは:

垂直線と水平線によって図柄をデッサンし、線によってかたちづくられるグリッドを赤、青、黄の三色を基本に、白、黒、および灰色を補助的に使用して着色するというもの。

引用元サイト:Artpedia

 

めたろん
自分で絵を描くときのルールを定めてみたんだね。ゲームみたいで面白そう!

 

独自絵画の到達点

  • 1918年、第一次世界大戦が終わりフランスに戻る。1938年までパリで過ごす
  • 1920年から1921年の間に、代表的な作品を描き始める

 

  • 2本の線と青のひし型/1926

「抽象」を超える何か

  • 1938、ロンドンに移動
  • 1940年、ロンドンを去り、残りの生涯をニューヨークで送る
  • モンドリアンはこの時代、精神的に不調だった
めたろん
軽やかになっていく絵の画面とは裏腹に、精神を追い詰めるほど、必死に模索していたんだね

 

  • ニューヨーク・シティ/1942

モンドリアンの作品はこれまで内面的なものからくる抽象が多くをしめていましたが、ニューヨークに暮らすうちに、その街の印象が画面に現れ始めました。活気に満ちた人々や車の行き交いが聞こえてくるようです。ここから代表作のひとつ「ブロードウェイ・ブギ・ウギ」につながっていきました。

 

  • 194421日、肺炎で死去。

参考サイト:Artpedia

 

「モンドリアンルック」について

モンドリアンの代表的な作品は非常にキャッチーで、一流のファッションデザイナーにもフィーチャーされました。

 

1965年にイブ・サンローランが「コンポジション2 赤、青、黄」(1930)等の作品をワンピースのテキスタイルにとりいれた「モンドリアンルック」を発表し、大きな話題となりました。

 

要素を極限まで絞り込んだモンドリアンの美意識は、ファッションにおいても新鮮なムーブメントを起こしました。

 

モンドリアン関連のグッズについて

「コンポジション2 赤、青、黄」の3原色の特徴的な画面は、各方面でもいろいろなグッズに取り入れられています。

 

最近ではマスクエコバックとして登場したり、3原色がデザインされたiPhoneケースも人気のようです。

 

グリッドデザインを利用して、ボードゲームも作られています。

 

絵画の領域を超えて、いろいろな場面で活躍している作品ですね。

 

 

 

まとめ

  • モンドリアンは、抽象画の創始者の1人であるとともに、抽象画の巨匠である
  • 「風景画」「キュビズムの影響」「哲学・オカルト趣味」などを経て独自の絵画を作った
  • オランダに生まれ、パリ、ロンドン、ニューヨークで活動した
  • 代表作は、ファッションやグッズにも影響を与えている

 

抽象画はある日突然生まれたのではなく、風景画から徐々に変化していったという過程がエキサイティングです。

 

今回モンドリアンについて調べた中で、筆者がずっと好きだった絵画「ブロードウェイ・ブギ・ウギ」が晩年の作品だったことは意外でした。

 

彼が苦労をかさねながら歩んだ画業の最後をかざるのが、洗練を極めつつなんとも楽しげな印象をあたえるこの作品であることがとても素敵なことに思います。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 


※モンドリアンの著作権について:保護期間の経過によりパブリックドメインとなっていることを確認の上、作品を掲載しております。参考サイト:Public Domain Review

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