日本の焼き物5種類の特徴:あなたはどれが好き?

2021年5月10日

こんにちは。めたろんです。

 

鑑賞や趣味として焼き物に興味があるけれど、奥が深すぎる気がしてどこから調べたらいいかわからないという方のために、筆者の好きな5種の焼き物を紹介したいと思います。

 

どの焼き物も個性的で見所豊かです。それでは見てみましょう。

 

日本の焼き物5種類の特徴:あなたはどれが好き?

 

九谷焼

九谷焼(くたにやき)

石川県南部の金沢市、小松市、加賀市、能美市で生産される色絵の磁器。五彩手(緑、黄、紫、紺青、赤)という色鮮やかな上絵付けが特徴である。

Wikipediaより引用

 

この焼き物は、昔話のような里山を思わせる雰囲気が自分が生まれる前の日本を見るようで不思議な感じがします。

 

豪奢でおおらか。見ればすぐに九谷と分かるけれども、型がない。といったところが魅力だと思います。

 

志野焼

志野焼(しのやき)

美濃(岐阜県)にて安土桃山時代に焼かれた白釉を使った焼物。赤志野や鼠志野などいくつかの種類がある。

Wikipediaより引用

 

国宝の名品も生み出した、安土桃山時代・美濃(岐阜県)の焼き物です。

 

自分が子供のころ、何故かこの焼き物が苦手でした。白いつぶつぶ感がちょっと気持ち悪いと思っていたのです(^^;)

 

大人になった今では、その不思議な効果、温もりのある雪景色とでもいうような奥深い景色、優しさ、幽玄さなど尽きない見所のある焼き物だなと思います。

 

曜変天目

※こちらは厳密には日本ではなく中国の焼き物であるようです。

曜変天目(ようへんてんもく)

中国・南宋時代(12~13世紀)に作られた黒釉茶碗の中で最上級の作品にあたる。焼かれた際に器の内側に星のように見える大小の斑文が偶然できることがあり、その周辺に鮮やかな光彩が生じたものが曜変天目と呼ばれる。

This is media より引用

 

近づきがたい宝物感。 

 

以前、静嘉堂文庫に赴きケースに収まった国宝をうっとりと眺めたものです。

 

「宇宙の星々」とも称されますが、黒い肌にメタリックの水玉模様がエキセントリックに散りばめられ、わび・さびといったものからは程遠く感じる、異彩を放つ焼き物です。

 

染付

染付(そめつけ)

白色の土で成形した素地の上に酸化コバルトという成分を主とした絵の具で模様を絵付し、その上に透明釉をかけて高温焼成した陶磁器。模様は藍青色に発色する。

Wikipediaより引用

 

こちらは一転して素朴な、白い地に青一色で様々な柄が描かれた、人々の生活で親しまれる焼き物です。

 

個人的には余白を生かした絵柄のものが好みです。空白に遊ぶ鹿や、型紙に藍色をスプレーして現した白うさぎ など、愉快な柄のものがたくさんあります。

染付のうさぎ(のイラレ再現)



信楽焼

信楽焼(しがらきやき)

滋賀県甲賀市信楽を中心に作られる陶器。日本六古窯のひとつに数えられる。一般には狸の置物が著名。焼成によって得られる温かみのある火色(緋色)の発色に特徴があり、“わび・さび”の趣を今に伝えている。

Wikipediaより引用

 

筆者は鎌倉時代の壺が特に好きです。

非常な高温でカンカンに焼き上げるそうで、太古を思わせる、からっとした赤みと明るさがあります。 

この"陽"な感じは焼き物の中ではめずらしいなぁと思います。

 


いかがでしょうか。

いつか、お気に入りの一品を手に入れてみたい(´∀`人)

読んでいただきありがとうございました。

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