こんにちは。1970年代生まれ、マンガ大好きっ子だっためたろんです。
しかし最近トレンドマンガにフルコミットすることがなんとなく無理になってきました。。
鬼滅の刃、呪術廻戦、東京リベンジャーズ。すべて1巻を読んだら満足してしまい。
トシか。。 やはりトシなのか。
とはいえ、長く親しんできたがゆえに、熱く語れるマンガもたくさんあります。
1970年代生まれの私が忘れられないマンガをどどーんと紹介!
多少好みと偏りがあると思いますが、どれもパワーのある作品です。
それではいってみましょう!
Contents
【40代の漫画】1970年代生まれが忘れられないマンガ!
おれは直角/小山ゆう
巨匠・小山ゆうさんの代表作は沢山ありますが、その中でもこの作品は私の中で別格です。
時代背景は江戸の頃でしょうか。主人公の男の子は元気が良すぎるのか心根がパキパキしているのか、道を曲がるときには直角にしか曲がれません。
その絵面がまず面白い。
基本爆笑できるマンガなんですが、その笑いは猫が頭を押し付けてくるような、生命力でずんずん押してくる笑いです。
そしてもちろん笑いだけではありません。
むしろこの作品の核になっているのは、人気のない者・好かれない者・裸の王様へのスポットライトだと感じてます。
そういう意味で、隠れた主人公は「照正くん」です。
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動物のお医者さん/佐々木倫子
少女マンガの金字塔の一角をなすマンガだと思います。
知的で尚且つとぼけているという、主人公ハムテルの人物造形は私にとってはとても新鮮でした。
他にも凛としたおばあさんや、押しの強すぎる漆原教授、ネズミがこわい二階堂など、すべてのキャラが立っていて主人公がかすむほどです。
個人的に好きなポイントは、大学院生の菱沼さんのファッションがいつも凝っているところ。
ほどよくロマンチックで装飾的でほんとうに素敵です。
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ホットロード/紡木たく
忘れがたいといえばこの作品も外せません。
4巻で完結なのですがのめりこむように読了した記憶があります。
作者の紡木たくさんの魅力はなんといっても絵だと思います。
なんという余白。なんという潤い。そして無表情の豊かさ。
2度と戻ってこない青春の芽生えが胸をしめつけるような世界観の中描かれています。
好きな人しか見えていない女の子って、こんなにもきれいなんだなー。
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サバ シリーズ/大島弓子
猫にまつわる名作が多い大島弓子さんの作品の中でも異彩を放つ作品ではないでしょうか。
猫を長身の人間として描く。禁断のトランスフォーム。
そこには確かに情愛があるのでしょうが男女関係とはまた違う、種すらのりこえたふしぎな安らぎに満ちています。
絵と言葉の絶妙なバランスにより、人と猫の日常が一種のおとぎ話のような上質な物語になっているのです。
これは魔法です。
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happy!/浦沢直樹
テニスのスポ根名作であるこの作品のなかで私が一番忘れがたいのは、大金持ちのテニスプレーヤー竜ヶ崎蝶子さん。
傲慢。華やか。そしてプロフェッショナル。大好きです。
浦沢直樹さんの作品は、絵がすっきりしていて躍動感があり、スポーツマンガの王道をはずさないストーリーと相まってどんどん先が読みたくなります。
一流のエンタテインメントかくあるべし! という作品。
残酷な神が支配する/萩尾望都
性的虐待、サスペンス、BL。
ずっしりと重いのですがもちろん暗いだけではありません。予測できない視点で描かれ、ぐいぐい引き込まれます。
若者がおちいる過酷な状況が幾重にもかさねて描かれます。そのへんの小説より読み応えがあります。
コミックというジャンルではありますが、この作品の背景にあるのはたとえばギリシャ悲劇であるとか、
あるいは巨大な文学のようなものであるとか、そうしたところにある普遍的な業なのかもしれないなぁと思いました。
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いじめてくん/吉田戦車
大きな声では言えませんが、私にとって忘れがたいマンガNo.1。
なんか、いじめられると自爆するヘンな生き物の話です。
どうしてそういうことになっているのか? などということは考えても無駄です。
大層なことを言うようですが、
こういうマンガが若者の鬱憤を代弁し犯罪を抑制するのではないか、とすら思います。
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お父さんは心配性/岡田あーみん
「ちびまるこちゃん」と共に70年代生まれの「りぼん」読者にとって記憶的財産となっている作品ではないでしょうか。
ギャグマンガの凄みを体現しているような作品。
頭脳ではなく衝動や身体的な何かを無理やりリソースとし力技で笑いを創生するという偉業。
私の勝手な想像なんですが。
マンガ読みにおける爆笑とは、
力のある作品と適したコンディションにある読者との幸福な出会いの結果だと思うのですが、私にとってそうした貴重な出会いのひとつでした。
ハチャメチャなマンガだけれど、その核を成すのは「お父さん」の確かな愛と人間性であるところがポイントではないでしょうか。
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海の闇、月の影/篠原千絵
少女漫画の端正な絵柄で本格サスペンス。ホラー要素もありハラハラがすごいです。
指先でスッと心臓をやっちゃうこわい能力が忘れられません。
思えば「手」が銃と同等の武器として描かれていたのは斬新でした。
主人公がキレイでスタイルのいい女の子しかも双子というのは、この作品の人気を支える重要な要素だろうな。
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ママはテンパリスト/東村アキコ
すごいエッセイマンガです。赤ちゃんの可愛さと面白さが爆発しています。
作者である東村アキコさんの、赤ちゃんの生活に対する観察力とコメディへの変換力が異常です。
この方のストーリー(?)作品については面白いながらも商業主義を感じてしまうことがあるのですが、エッセイマンガについては天才だと思います。
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蟲師/漆原友紀
うす闇や里山のさびしさ、太古の日本などを体感させるかのような絵がすごいです。
主人公の蟲師は訳あって隻眼で白髪。
存在感があるのですが、それでいて物語の中では脇にいることが多く、独特なひろがりかたをするストーリーです。
日本人の情緒の源泉らしきところにオリジナルな事象が組み合わされ、いつまでも印象に残っている作品。
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いかがでしょうか?
久しぶりにマンガ大人買い&一気読みも楽しそうですね!